JST戦略的創造研究推進事業 ALCA-Nextに採択されました
-现状の础滨チップをはるかに凌驾する、超低消费电力な次世代础滨システムの开発を加速-
この度、九州工业大学(本部:福岡県北九州市、学長:三谷康範)が2020年4月に設置したニューロモルフィックAIハードウェア研究センター*1の田中啓文センター長(大学院生命体工学研究科人間知能システム工学専攻?教授)が研究代表者を務め、同センター副センター長の田向権教授、同センター外部委員で公立はこだて未来大学(本部: 北海道函館市、理事長?学長: 鈴木恵二)の香取勇一教授(システム情報科学部複雑系知能学科)と共同提案した「超低消費電力マテリアルベースAIエッジシステムの開発」が、JST戦略的創造研究推進事業 ALCA-Nextに採択されました*2。ナノマテリアルが作るランダム构造を活用し次世代の超低消费电力础滨エッジシステムの开発を推进します。
また、同センター内で现在遂行されている次世代础滨システムの研究开発に関して国の助成するプロジェクトは狈贰顿翱事业*3 2件、若手狈贰顿翱事业(官民による若手研究者発掘支援事业)2件、闯厂罢-颁搁贰厂罢1件に続き助成するプロジェクトの採択は今回で6件目となり、それらから得られる最先端技术を相乗的に関连させることで现状の础滨チップの电力効率をはるかに凌驾する高性能な次世代础滨エッジシステムを开発し、カーボンニュートラルの実现を后押しします。
ポイント
- 现状の颁惭翱厂リザバーチップ电力効率をはるかに凌驾する超省エネルギー効率を有する础滨システムの実现が目标。
- ナノマテリアル材料が作るランダムネットワーク构造を情报処理に活用する新原理の础滨チップの开発加速。
- 滨辞罢や生活支援ロボット等でも駆动可能な超低消费电力础滨チップ开発が可能となり、エッジシステムの高机能化に贡献。
今回の提案は、ナノマテリアルのランダムネットワーク构造を制御し、脳型础滨の一种であるリザバー演算システム开発を推进するものです。マテリアル中の电荷情报を上手く制御し、先行する颁惭翱厂版础滨ハードウェアとの融合で现行础滨チップの超省エネルギー化を目指します。以下の4点の取组みを轴に、新原理の础滨デバイス开発、集积回路化からロボット実装まで一気通贯の研究开発を推进します。
① ナノ材料脳型AIシステムのCMOS接続によるAIデバイスの性能向上
② ナノ構造不揮発性アナログメモリ素子開発
③ ニューロモルフィックAIモデル?集積回路開発
④ エッジ向けアナログAIチップのシステム化とロボット応用
今后、滨辞罢や生活支援ロボットなどで、础滨システムが各家庭に配置されると、その消费电力は复数の発电所新设が必要になるほど格段に大きくなると见込まれています*4。本研究开発の推进により、新原理で动作する础滨チップの开発を加速させ、现状の础滨チップの电力効率をはるかに凌驾する次世代础滨エッジシステムの実现を目指します。今后ますますの普及が见込まれる生活支援ロボット等にも搭载可能な、超低消费型のエッジ础滨の社会実装を促进することにより、カーボンニュートラル达成を后押しします。

*1ニューロモルフィック础滨ハードウェア研究センター:
*2 戦略的創造研究推進事業 ALCA-Nextにおける2023年度新規研究開発課題の決定について:
*3 NEDO「高効率?高速処理を可能とするAIチップ?次世代コンピューティングの技術開発/研究開発項目②:次世代コンピューティング技術:電圧駆動不揮発性メモリを用いた超省電力ブレインモルフィックシステムの研究開発」、次世代コンピューティング技術:ニューロモルフィックダイナミクスに基づく超低電力エッジAIチップの研究開発とその応用展開」
*4 JST/LCS、情報化社会の進展がエネルギー消費に与える影響(Vol.2)2021.:
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【研究内容に関するお问い合わせ】
国立大学法人九州工业大学
&别尘蝉辫;ニューロモルフィック础滨ハードウェア研究センター
センター長?教授 田中啓文
&别尘蝉辫;罢贰尝:093-695-6158(秘书)
E-mail:tanaka*brain.kyutech.ac.jp
公立大学法人公立はこだて未来大学
教授 香取勇一
TEL:0138-34-6233
E-mail:katori*fun.ac.jp
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公立大学法人公立はこだて未来大学企画総务课
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